アカハライモリの飼育は簡単!お世話のポイントを初心者向けに紹介

こんにちはイモリちゃんねるデス。

アカハライモリを飼育して4年。色々ありました。初心者だったから脱走されたり、レイアウトに苦労したり。そしてブログ更新も3年ぶり!?

という事で改めてお世話のポイントを初心者向けに紹介していきたいと思います。

こんにちは!\(^o^)/アカハライモリ飼育日記です。

かなり久々の投稿で張りますが、初心に戻って初心者でもわかりやすいように飼育の仕方をまとめてみました。

という事で早速行ってみましょう!

目次

かわいくて不思議な生き物、イモリの魅力と飼い方

ペットとして人気のトカゲやヤモリと同じ仲間にイモリがいます。イモリは両生類であり、水中と陸上の両方で暮らせる不思議な生き物です。

特に日本には固有種のアカハライモリがおり、その小さくてかわいい姿からペットとして注目を集めています。また、同じ両生類であるカエルと違って鳴くことはないため、騒音トラブルの心配もありません。飼ってみようかと検討中の方は多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、イモリの飼育全般を詳しく解説します。

イモリは大掛かりな飼育設備を必要とせず、初心者向きのペットといえますが、長く元気でいてもらうためには注意点があります。これから飼育する方も、すでに飼育中の方にも役立つ情報をまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

イモリの種類と生息地

イモリは有尾目(ゆうびもく)イモリ科に分類される両生類の総称です。井戸の中にいる害虫を食べてくれることから、「井守」と呼ばれ親しまれてきました。同じく家の中やその周辺の害虫を食べるヤモリ(家守)と存在がよく似ていますが、ヤモリは爬虫類であり、まったく別物です。

イモリは北半球の大陸全域に生息しています。森の中で暮らす陸生種もいますが、日本に住むイモリの多くは半水棲種であり、川や湖沼、池など水辺の近くで過ごしています。日本には約20種類のイモリがいますが、その中でも最もポピュラーなのがアカハライモリ(ニホンイモリ)です。アカハライモリは日本全国に分布しており、北海道から沖縄まで見ることができます。

イモリの見た目と性格

アカハライモリの大きさは、オスで約7~12cm、メスで8~14cm程度です。背面は黒~黒褐色でザラザラとした皮膚感をしており、ヤモリと違ってウロコはありません。最大の違いは腹部で、アカハライモリには赤やオレンジの模様が見られます。色彩構成は個体によって異なり、地域差もあります。この模様は敵に対する警告色としての役割を果たしています。

前述のように腹部を見れば一目瞭然ですが、ヤモリと見間違えるケースも多いため、イモリとヤモリとの違いを表にまとめました。

イモリ ヤモリ
両生類 爬虫類
水中と陸上で暮らす 陸上で暮らす
ウロコがない ウロコがある
腹部に模様がある 腹部に模様がない
指の裏側で張り付けない 指の裏側で張り付ける

なお、ヤモリは指の裏側で垂直の壁やガラスなどに張り付くことができる構造になっていますが、イモリにはできない芸当です。

イモリの性格は温厚でおとなしいです。しかし、驚かせたり、強く触ったりすると、尻尾を切り離して逃げることがあります。これは自衛のための仕組みで、尻尾は再生しますが、できるだけ避けたい行動です。イモリは人に慣れることはあまりありませんが、飼育者の手からエサを食べることはできます。イモリは飼育者に対して愛情を示すことはないかもしれませんが、それでも飼育者はイモリのかわいさに夢中になることでしょう。

イモリの餌と水槽

イモリは肉食です。自然下ではメダカやオタマジャクシ、魚の卵、昆虫など、自分より小さな生き物を食べています。ペットとして飼う場合は、市販のイモリ用の餌や、冷凍赤虫、乾燥赤虫、ミジンコなどを与えます。また、小さなコオロギやミールワームなどの昆虫も好んで食べます。イモリはどちらかといえば夜行性のため、日没後に食事することが多いようです。餌の量は、イモリのお腹がふくらむくらいで十分です。一日に一回か、二日に一回くらいのペースで与えると良いでしょう。

イモリの飼育には水槽が必要です。水槽の大きさは、イモリ一匹につき30cm×30cm×30cmの容量があれば十分です。水槽の中には水と陸の両方の環境を作ります。水深はイモリの体長の半分くらいにし、水草や流木、石などを入れて隠れる場所を作ります。陸の部分は、水槽の一角に土や砂を敷いたり、流木や石を積んだりして作ります。また、陸の上にも水草や流木、石などを入れて、イモリがくつろげるようにします。水槽の中にはフィルターを入れて水質を保ちます。水温は20~25℃に保ち、冬場はヒーターで暖めます。

水槽の上には蓋をして、イモリが逃げ出さないようにします。

また、水槽の中には照明を入れて、昼夜のリズムを作ります。照明は12時間ずつ点けたり消したりすると良いでしょう。

水槽の掃除は、水の交換やフィルターの洗浄などを定期的に行います。水の交換は週に一回くらい、水槽の水の半分くらいを新しい水に入れ替えます。

新しい水は水道水ではなく、ペットショップで売っている軟水や、水道水に軟水剤を入れたものを使います。水道水には塩素が含まれており、イモリにとって有害です。フィルターの洗浄は月に一回くらい、水槽の水と同じ温度の水で洗います。

水槽の中の水草や流木、石なども汚れていたら洗います。水槽の掃除をするときは、イモリを別の容器に移しておきます。

イモリの繁殖と寿命

イモリは再生能力が非常に高く、医学で応用できないか注目されているほどです。たとえば、敵に足の一部を食いちぎられても、徐々にではありますが骨を含めて完全再生できます。「トカゲの尻尾切り」ということわざで知られるように、自分の体を再生できる生き物はほかにもいますが、イモリの再生能力は群を抜いているといえます。

また、イモリの多くは毒を持つのも特徴です。耳の後ろにあるコブから毒素を分泌し、なかには敵に向かって噴射する攻撃的な種類もいます。国産種であるアカハライモリやシリケンイモリも同様に毒を持ちますが、性格は温厚であり、毒の量もごく微量です。その証拠に、捕食者であるサギなどがイモリを食べても中毒死することはないようです。

ただ、毒素の正体はフグが持つものと同じテトロドトキシンのため油断はできません。イモリに触ったら必ず手洗いすることをおすすめします。

アカハライモリなどに見られますが、例え長距離移動をしたとしても、元々住んでいた縄張りに戻ることができるとされています。この帰巣性はまだまだ解明されてないことが多いようです。

イモリの繁殖期は春から夏にかけてです。オスは繁殖期になると、尻尾をUの字に曲げてブルブルと揺らす求愛ダンスを踊ります。ダンスを気に入ったメスはオスの後を付け、オスが落とす精子の袋を吸収して受精します。メスは産卵に適した葉を探し、寒天質に包まれた約5mmの卵を100個ほど産みます。

卵は通常、10~20日ほどで孵化します。幼生はオタマジャクシ状の手足のない状態で生まれますが、ウーパールーパーのような外鰓(えら)が生えているのが特徴です。そこから先に前脚が生え、やがて後脚も生えると外鰓が消滅し、陸上に上がります。脚の生える順番がカエルと逆なのは興味深い相違点です。

3年ほど立つとようやく成体になり、水中生活に戻ってくるというサイクルです。その後はなんと20~25年生きるため、イモリを飼育し、繁殖もさせると一生付き合えるペットになるでしょう。

イモリの魅力と注意点

イモリは小さくてかわいいだけでなく、不思議な生態や能力を持つ魅力的な生き物です。イモリを飼うことで、自然の不思議や驚きに触れることができます。また、イモリは飼育しやすく、初心者にもおすすめのペットです。しかし、イモリを飼うには、以下のような注意点もあります。

  • イモリは人に慣れることは少なく、なでたり抱っこしたりすることはできません。イモリはストレスを感じやすく、強く触ると尻尾を切り離すことがあります。イモリを飼うときは、観察することを楽しみにしましょう。
  • イモリは毒を持っています。イモリの毒は人にとって致命的ではありませんが、アレルギー反応や皮膚炎などを引き起こす可能性があります。イモリに触ったら必ず手洗いをしましょう。また、イモリを口に入れたり、食べたりしないように注意しましょう。
  • イモリは長生きします。イモリは20~25年生きることができます。イモリを飼うときは、長期的な責任とコミットメントが必要です。イモリの飼育に飽きたり、手に負えなくなったりしたら、適切な方法で引き取り先を探しましょう。自然に放すことは絶対にしないでください。

イモリはかわいくて不思議な生き物ですが、それゆえに飼育には注意が必要です。イモリの飼育に興味がある方は、ペットショップやブリーダーなどで詳しい情報を得てから、飼育を始めましょう。イモリとの楽しい飼育ライフを送るために、イモリのことをよく理解し、愛情を持って世話をしましょう。

人気のイモリの種類と値段

イモリにはさまざまな種類がありますが、ここでは初心者の方でも比較的飼いやすいイモリを数種類紹介します。それぞれのイモリの容姿や性格、寿命、値段などをチェックして、自分に合ったイモリを見つけましょう。

アカハライモリ:日本を代表するイモリ

アカハライモリは日本全国に分布するイモリで、別名「ニホンイモリ」とも呼ばれます。全長は7~14cmと小型で、背面~側面が黒く、腹部が赤いのが特徴です。色彩構成は個体によって異なり、地域差もあります。この模様は敵に対する警告色としての役割を果たしています。

アカハライモリは水棲傾向が強く、水田、池、小川などで見かけることが多いです。性格は温厚でおとなしいですが、驚かせたり、強く触ったりすると、尻尾を切り離して逃げることがあります。これは自衛のための仕組みで、尻尾は再生しますが、できるだけ避けたい行動です。

アカハライモリは比較的入手しやすいため安価で売られている一方、珍しい模様をしている個体は数万円の値がつくこともあります。また、「渥美種族」など一部の地方のみで生息が確認されている希少種もいます。寿命は約20~25年と長く、一生付き合えるペットになるでしょう。

シリケンイモリ:沖縄のイモリ

シリケンイモリは奄美諸島・沖縄諸島に分布するイモリで、沖縄周辺では非常にポピュラーなイモリです。全長は14~18cmとやや大型で、黒や黒褐色の背面に黄斑があるのが特徴です。個体差が激しく、無斑の個体もいれば、オレンジ色の線が入った個体もいるなど、さまざまなパターンがあります。腹部のバリエーションも豊富で、アカハライモリのように赤っぽいもの、オレンジ色が強いもの、小さな黒斑が点在しているものもいます。

シリケンイモリは漢字では「尻剣井守」と書き、これは繁殖期のオスの尾が剣のような形になるためです。性格はおっとりしているが活動的な一面もあります。寿命は約20年と長めです。値段は1,000円~とお手頃ですが、流通量が少ないため見つけるのが難しいこともあります。

ミナミイボイモリ:オレンジの線が美しいイモリ

ミナミイボイモリは中国・雲南省西部に分布するイモリで、山地にある池や水田といった水場周辺で暮らしています。全長は12~22cmと大型で、頭部から尾にかけてオレンジの線や突起が見られるのが特徴です。このオレンジの線は繁殖期になるとさらに鮮やかになります。ペットとしては昔から人気があります。

ミナミイボイモリは繁殖期以外はほとんど水に入らない陸生のイモリで、水はほぼ必要としません。性格はイボイモリにしては活発で、飼育者の手からエサを食べることもあります。寿命は約20年と長めです。外国産のため多少値が張り、5,000円程度から1万円前後で売れていることが多いです。ちなみに、国産のイボイモリは絶滅の危機に陥っている希少種(沖縄県・鹿児島県では天然記念物)のため、販売が禁じられています。

マダライモリ:緑色のまだら模様が目を引くイモリ

マダライモリはフランス西部やイベリア半島北部に分布するイモリで、名前の通り体には美しいまだら模様が見られます。全長は12~15cmと小型で、緑色の体色と黒のまだら模様が目を引きます。頭部から背中にかけて見られる赤い模様もきれいです。繁殖期のオスは背が隆起する「クレスト」が見られ、さらに派手になります。

マダライモリは半水棲のイモリで、水中と陸上の両方で暮らせます。水中では鰭状の尾を使って泳ぎ、陸上では四肢を使って歩きます。性格はやや臆病で、普段は水辺の近くの木の下や石の下などに隠れています。しかし、飼育下では人に慣れやすく、飼育者の手からエサを食べることもあります。寿命は約15~20年と長めです。

マダライモリの餌は、自然下では昆虫やミミズ、カタツムリなどを食べます。ペットとして飼う場合は、市販のイモリ用の餌や、冷凍赤虫、乾燥赤虫、ミジンコなどを与えます。また、小さなコオロギやミールワームなどの昆虫も好んで食べます。餌の量は、イモリのお腹がふくらむくらいで十分です。一日に一回か、二日に一回くらいのペースで与えると良いでしょう。

マダライモリの繁殖期は春から夏にかけてです。オスは繁殖期になると、背が隆起する「クレスト」が見られ、さらに派手になります。オスはメスに求愛するために、尾をブルブルと揺らしたり、噛んだりします。メスはオスの後を付け、オスが落とす精子の袋を吸収して受精します。メスは産卵に適した場所を探し、約2mmの卵を数十個ほど産みます。

卵は通常、2~3週間ほどで孵化します。幼生はオタマジャクシ状の手足のない状態で生まれますが、外鰓(えら)が生えているのが特徴です。そこから先に前脚が生え、やがて後脚も生えると外鰓が消滅し、陸上に上がります。脚の生える順番がカエルと逆なのは興味深い相違点です。

2年ほど立つとようやく成体になり、水中生活に戻ってくるというサイクルです。その後は約15~20年生きるため、マダライモリを飼育し、繁殖もさせると一生付き合えるペットになるでしょう。

イモリの種類と入手方法

イモリには色々な種類がありますが、日本で一般的に飼われているのは、アカハライモリとシリケンイモリです。アカハライモリは赤い斑点が特徴的で、シリケンイモリは黒い斑点が特徴的です。どちらも体長は10cm程度で、飼育しやすいイモリです。

イモリの入手方法は大きく分けて、捕獲購入の2つがあります。捕獲は自然にいるイモリを探して捕まえる方法で、購入はペットショップやインターネットで売られているイモリを買う方法です。

それぞれの方法にはメリットとデメリットがあります。捕獲のメリットは、無料でイモリを手に入れられることです。デメリットは、イモリがいる場所を探すのが大変だったり、捕まえるのが難しかったり、持ち帰るのに注意が必要だったりすることです。

購入のメリットは、手軽にイモリを入手できることです。デメリットは、お金がかかることです。特に特定の地域にしかいないイモリや、ファイアサラマンダーなどの外国産イモリは高価になることがあります。

また、縁日やイベントで時おり開催される「イモリすくい」で入手する手もあります。多くはアカハライモリですが、シリケンイモリが混在していることもあります。1回500円程度でチャレンジできることが多く、お手頃にイモリを手に入れるチャンスです。

自然界のイモリを採集するなら

自然界のイモリを採集する場合は、以下の点に注意してください。

  • イモリがいる場所と時期を知る:イモリはどちらかといえば夜行性ですが、4~6月の繁殖期であれば昼でも活発に行動しています。水がきれいで流れがほぼない水辺周辺にいることが多いため、田んぼ、水たまり、水路などを探すとよいでしょう。冬の場合は、越冬のために枯れ葉の下に集まっていることも多いです。
  • イモリを傷つけないように捕獲する:捕獲方法は素手あるいはタモ網を使うのが一般的です。逃げ足が非常に早いため、タモ網ですくうほうがうまくいくでしょう。捕まえた個体は少し水を入れた虫かごやタッパーなどに入れ、必ず蓋をして持ち帰ります。イモリは皮膚がデリケートなので、爪や指輪などで傷つけないように注意してください。
  • 絶滅危惧種や保護対象種には手を出さない:自然界のイモリは絶滅の恐れがある希少野生動として指定されている地域があります(例:埼玉県)。持ち出しを禁止する条例がないか、必ず確認を取ったうえで捕獲してください。許可なく持ち出すと懲役刑や罰金刑を科される恐れがあります。

イモリの飼育用品とその役割

イモリを飼うには、以下のような用品が必要です。一般的に必要なもの、あると便利なものは下記の通りです。

  • 飼育容器:イモリを入れる水槽やプラケースなどです。
  • 陸場となるもの:イモリが水から上がって休める場所です。
  • 水草:イモリが卵を産み付けたり、隠れたりするのに使います。
  • 水質調整剤:水道水に含まれるカルキを除去したり、水質を安定させたりするのに使います。
  • :イモリに与える食べ物です。
  • 照明:水草の光合成やイモリの鑑賞に必要な光源です。
  • ろ過装置(フィルター):水中の不純物を取り除き、水質を清潔に保つのに使います。
  • 底砂:水槽の底に敷く砂です。

それぞれの用品の詳細と選び方を見ていきましょう。

飼育容器の選び方

飼育容器は、水槽やプラケースを用意すれば問題ありませんが、素材よりも大切なことは、「ふたがきちんと締まるかどうか」です。イモリの足裏はヤモリのように吸着する仕組みを持ちませんが、粘膜のある体を駆使して上方に登り、わずかな隙間からでも逃げ出してしまいます。脱走して水気のない室内などをさまようと、皮膚が乾いて死んでしまうかもしれません。

上記のような虫かごであれば、通気性のある開閉しやすいふたがセットで付いてきます。大きさも45cm程度と小さくも大きくもなく、価格もリーズナブルです。

また、水槽はプラケースよりもクリアでアカハライモリを鑑賞するのに適していますが、心配なのはふたの隙間です。付属のものより全面を覆えるメッシュタイプのふたを用意したほうが安心でしょう。

陸場の工夫~アカハライモリの健康と快適さを保つために~

アカハライモリはほとんどを水の中で暮らしますが、たまには陸地に上がってきます。陸地に上がることで、皮膚の乾燥や呼吸を調節することができます。また、水温が高くなりすぎたときにも、陸地に逃げることができます。陸地に上がることは、アカハライモリの健康と快適さを保つために重要です。

水場と陸場を明確にレイアウトする必要はありませんので、岩や流木、水に浮くプラスチック製の浮島などを入れてあげましょう。これらのものは、アカハライモリが水から陸に移動しやすくするだけでなく、水槽の中に自然な景観を作り出すこともできます。特に流木はアクアリウム感を演出できるほか、アカハライモリがシェルター代わりに使うこともあります。陸場の工夫は、アカハライモリの飼育の楽しみの一つです。

水草の選び方~アカハライモリの繁殖と水質の安定に役立つ~

アカハライモリは水草に卵を産み付けるため、繁殖を考えているなら水草が必要です。水草は水中の汚れた物質を吸収し、水質を安定させる効果も望めます。また、アカハライモリが水草につかまって休憩したり、水草の下に隠れたりすることもあります。水草は、アカハライモリの生活の場として欠かせません。

水草の種類はさまざまですが、カボンバやアナカリスなど、丈夫で葉幅が広く、柔らかいものがよいでしょう。これらの水草は、アカハライモリが卵を産み付けやすく、また水質の浄化にも効果的です。水草の選び方は、アカハライモリの繁殖と水質の安定に役立ちます。

水質調整剤の使い方~アカハライモリに快適な水を提供するために~

アカハライモリは丈夫なのでカルキ抜きをしていない水道水でも生きられますが、快適な環境とはいえません。水道水にはカルキや重金属など、アカハライモリにとって有害な物質が含まれています。これらの物質は、アカハライモリの皮膚や内臓にダメージを与える可能性があります。アカハライモリに快適な水を提供するためには、水質調整剤の使い方を覚えましょう。

水質調整剤は、水道水に含まれる有害物質を中和したり、水の硬度やpHを調整したりすることができます。水質調整剤にはさまざまな種類がありますが、アカハライモリに適したものを選ぶことが大切です。アカハライモリは、水の硬度が低く、pHが中性からやや酸性の水を好みます。水質調整剤の使い方は、水道水の成分や水槽の容量に応じて説明書を参考にしてください。

もちろん、水質調整剤だけに頼るのではなく、半日以上汲み置きした水を使うか、定期的に水換えをすることも必要です。水質調整剤の使い方は、アカハライモリに快適な水を提供するために役立ちます。

餌の種類と与え方~アカハライモリの食欲と栄養を満たすために~

アカハライモリは肉食性で、ミミズやオタマジャクシ、巻貝などの生き餌が望ましいです。生き餌は、アカハライモリの本能を刺激し、食欲を促します。また、生き餌は、アカハライモリに必要な栄養素をバランスよく含んでいます。生き餌は、アカハライモリの食欲と栄養を満たすために最適です。

しかし、毎回入手するのは難しいため、冷凍や乾燥といった加工がされている赤虫やイトミミズなどで代用するとよいでしょう。これらの餌は、生き餌に比べて保存や管理が簡単です。また、アカハライモリにとっても美味しい餌です。冷凍や乾燥の餌は、生き餌の代用として便利です。

また、人工飼料で餌付けすることも可能です。

人工飼料は、アカハライモリに必要な栄養素を含んでおり、餌の種類を増やすことで、飽きさせないようにすることができます。人工飼料は、水中に入れるとすぐにふやけてしまうので、ピンセットなどで直接アカハライモリの口元に差し出すとよいでしょう。人工飼料は、アカハライモリの餌の種類を増やすために有効です。

餌の種類と与え方は、アカハライモリの飼育の重要なポイントです。餌の種類は、生き餌、冷凍・乾燥の餌、人工飼料の3種類をバランスよく与えることをおすすめします。餌の与え方は、1日に1回、食べきれる量を与えることが基本です。餌の残りは水質を悪化させるので、必ず取り除いてください。餌の種類と与え方は、アカハライモリの食欲と栄養を満たすために工夫しましょう。

照明の必要性と注意点~水草の成長とアカハライモリの鑑賞を両立させるために~

水草を入れる場合は照明器具を用意しましょう。水草は光合成をするために光が必要です。光が不足すると水草の成長が悪くなり、水質の安定にも影響します。照明器具は、水草の成長とアカハライモリの鑑賞を両立させるために必要です。

アカハライモリは紫外線を必要としているわけではないため、鑑賞魚用の蛍光灯やLEDで構いません。これらの照明器具は、水槽の中をきれいに照らし、アカハライモリの色や模様を際立たせます。照明器具は、アカハライモリの鑑賞にも役立ちます。

なお、本格的な照明とはいえ、相応の熱を発します。アカハライモリにとって暑すぎる水温になっていないか、水温計を設置して温度チェックを行いましょう。アカハライモリは、水温が15℃~25℃の範囲が適しています。水温が高くなりすぎると、アカハライモリのストレスや病気の原因になります。照明の必要性と注意点は、水草の成長とアカハライモリの鑑賞を両立させるために覚えておきましょう。

フィルターの種類と設置方法~水質の浄化とアカハライモリの快適さを保つために~

水は餌の食べかすやフン、また脱皮の皮などで徐々に汚れていきます。こまめに水換えしていれば問題ありませんが、忙しい場合や、水槽が大きく頻繁な水換えが現実的でない場合は、フィルターを使ったほうが楽でしょう。フィルターは、水中の不純物を取り除き、水質の浄化とアカハライモリの快適さを保つために役立ちます。

フィルターは「投げ込み式」と呼ばれる簡易的なタイプで十分ですが、注意したいのは種類より設置場所や設定です。アカハライモリは水田や池、小川など水の流れが穏やかなところに住んでいるため、フィルターにより水の流れが発生しないように気遣ってあげましょう。水の流れが強すぎると、アカハライモリが水中で安定して泳げなくなり、ストレスを感じます。フィルターの種類と設置方法は、水質の浄化とアカハライモリの快適さを保つために工夫しましょう。

底砂のメリットとデメリット~水草の根付きとアカハライモリの生活に影響する~

底砂もフィルター同様必須ではありませんが、底砂を入れることで水草を植えつけられたり、陸地に高低差をつけられたりするのがメリットです。底砂は、水草の根付きとアカハライモリの生活に影響するものです。

水草を植える場合は、水草の種類に合った底砂を選ぶことが大切です。水草には、根から栄養を吸収するものと、葉から栄養を吸収するものがあります。根から栄養を吸収する水草は、栄養分の多い底砂が必要です。葉から栄養を吸収する水草は、栄養分の少ない底砂でも大丈夫です。底砂の種類は、水草の種類に合わせて選びましょう。

陸地に高低差をつける場合は、底砂を山状に盛り上げることで、水面に近い陸場を作ることができます。陸場は、アカハライモリが水から陸に移動しやすくするだけでなく、水槽の中に自然な景観を作り出すこともできます。陸地に高低差をつけることは、アカハライモリの飼育の楽しみの一つです。

しかし、底砂にはデメリットもあります。底砂には、厚く敷き過ぎないことです。底砂に水の汚れが溜まり、水換え時の手間が増えてしまいます。また、生き餌を与えた場合は砂の中に逃げ込み、イモリが食べにくくなるかもしれません。イモリは水ごと餌を口に入れるので、イモリは水ごと餌を口に入れるので、底砂を誤飲する可能性があります。底砂を誤飲すると、アカハライモリの消化器官に障害を引き起こすことがあります。そういった事故を起こさないためにも、底砂は口に入らない大きさか、レイアウト用と割り切るのもよいかもしれません。底砂のメリットとデメリットは、水草の根付きとアカハライモリの生活に影響するものです。

餌やりのコツ~イモリの食欲と健康を守るために~

イモリは肉食性で、ミミズやオタマジャクシ、巻貝などの生き餌が大好きです。生き餌は、イモリの本能を刺激し、食欲を促します。また、生き餌は、イモリに必要な栄養素をバランスよく含んでいます。生き餌は、イモリの食欲と健康を守るために最適です。

餌は水場に浮かせておけば自然に食いつきます。陸場にいる場合は、ピンセットなどで顔の前に置いてあげるとよいでしょう。このとき、与えすぎてはいけません。イモリは与えられた分だけ食べようとし、結果的に消化不良や肥満の原因になってしまいます。お腹が少し膨らむ程度で十分です。餌やりのコツは、イモリの食欲と健康を守るために覚えておきましょう。

餌やりの頻度は、幼体へは毎日1回、成体へは2日に1回くらいで構いません。かわいいためもっとあげたくなるかもしれませんが、ぐっとこらえましょう。なお、冬場は食欲が落ちるため、1週間に1回程度にペースを落としても大丈夫です。餌やりの頻度は、イモリの食欲と健康を守るために調整しましょう。

水位の注意点~イモリの泳ぎやすさと息継ぎのしやすさを考えるために~

イモリはほぼ水棲なのにもかかわらず、泳ぎが上手ではありません。また、肺呼吸のため、水面に顔を出して息継ぎする必要があります。水位が深すぎると息継ぎのたびに苦労するかもしれないため、浅めのほうが過ごしやすいでしょう

水位は15~20cmと低めにしてあげましょう。というのも、イモリは水中で安定して泳げないため、水面に近いほうが安心できます。また、水面に近いと、陸場に上がりやすくなります。水位の注意点は、イモリの泳ぎやすさと息継ぎのしやすさを考えるために覚えておきましょう。

温度のコツと注意点~イモリの快適さと冬眠の有無を決めるために~

イモリは日本の固有種なので特別な温度管理は必要ありませんが、急激な温度変化があるのはよくありません。窓辺など直射日光に飼育容器を置くのは避けましょう。直射日光は、水温を急激に上昇させることがあります。温度のコツと注意点は、イモリの快適さと冬眠の有無を決めるために覚えておきましょう。

快適に過ごせるのは20~25℃だといわれています。人間が参るような暑さはアカハライモリにとっても辛いので、必要に応じてエアコンを点けたり、水槽用の小さなファンを設置したりして対策しましょう。温度が高くなりすぎると、アカハライモリのストレスや病気の原因になります。温度のコツと注意点は、イモリの快適さと冬眠の有無を決めるために覚えておきましょう。

逆に、低温(水温が10℃以下)になると冬眠の準備に入るため、冬眠させたくない場合はエアコンやペットヒーターなどで適温を保ってあげてください。ただ、冬眠は失敗するとそのまま死につながります。繁殖を考えないのであれば、させないほうが無難です。冬眠させる場合は、水温を徐々に下げていき、水換えや餌やりをやめて、暗く静かな場所に移動させます。冬眠から覚めるときは、水温を徐々に上げていき、水換えや餌やりを再開します。冬眠のコツと注意点は、イモリの快適さと冬眠の有無を決めるために覚えておきましょう。

掃除と水換えのポイント~水質の清潔さと安定さを保つために~

イモリのフンや食べ残しは都度スポイトなどで取り除きましょう。常に清潔な状態を保つことで、水換えの頻度を減らせます。こまめにメンテナンスしてあげれば、水換えの目安は1週間に1度や2週間に1度でも構いません。掃除と水換えのポイントは、水質の清潔さと安定さを保つために覚えておきましょう。

通常、水換えは1/3や半分程度の水を入れ替えます。水換えの際には、水質調整剤を使って水道水の成分を調整することを忘れないでください。水質調整剤は、水道水に含まれる有害物質を中和したり、水の硬度やpHを調整したりすることができます。水質調整剤は、水質の清潔さと安定さを保つために必要です。

底砂やシェルター、飼育容器が汚れている場合は、イモリを別の容器に移し替えたうえで丸洗いしましょう。日頃のメンテナンス度合いにもよりますが、月に1度程度が目安です。丸洗いの際には、洗剤や石鹸などは使わないでください。これらのものは、イモリにとって有害な物質を残す可能性があります。丸洗いの際には、水とブラシやスポンジなどでこすって汚れを落としましょう。掃除と水換えのポイントは、水質の清潔さと安定さを保つために覚えておきましょう。

イモリの飼育における注意点~混泳、毒、触りすぎ、病気の予防~

イモリは水と陸の両方で暮らせる不思議な生き物です。その名の通り、赤い斑点が特徴的なイモリで、日本では北海道から九州まで広く分布しています。水槽で飼うと、水中で泳いだり、陸地に上がって休んだり、水草に卵を産んだりと、さまざまな姿を見せてくれます。イモリの飼育における注意点を紹介しますので、ぜひ挑戦してみてください。

混泳は避けたほうが無難~イモリと他の生き物の相性は悪い~

アカハライモリ同士の多頭飼育は問題ありませんが、メダカやミナミヌマエビなど他の生き物との混泳はおすすめできません。肉食のアカハライモリが食べてしまう恐れがありますし、アカハライモリ用にあげた餌を他の生き物が横取りするケースもあるためです。混泳は、イモリと他の生き物の相性は悪いということを覚えておきましょう。

もし、イモリと他の生き物を一緒に飼いたいという場合は、水槽の大きさや隠れ場所の数、餌の種類や量などに気を付ける必要があります。水槽が狭いとイモリが他の生き物を襲う可能性が高まります。隠れ場所が少ないとイモリがストレスを感じます。餌が少ないとイモリが他の生き物を食べる可能性が高まります。混泳は、イモリと他の生き物の相性は悪いということを覚えておきましょう。

毒に用心する~イモリの毒は人間にも危険な場合がある~

イモリの仲間は毒を持つことが多く、アカハライモリも例外でありません。ペットショップで販売されている養殖個体はほとんどが微量か、無毒に近いといわれていますが、油断は禁物です。イモリに触れるのは水換えなど必要なタイミングにとどめ、触った後は必ず手洗いしましょう。毒に用心することは、イモリの毒は人間にも危険な場合があるということを覚えておきましょう。

イモリの毒は、皮膚や口腔粘膜に触れると発症することがあります。症状は、かゆみや発赤、腫れ、痛み、吐き気、頭痛などです。重症になると、呼吸困難や意識障害、ショック状態に陥ることもあります。毒に用心することは、イモリの毒は人間にも危険な場合があるということを覚えておきましょう。

もし、イモリの毒に触れてしまった場合は、すぐに水で洗い流し、消毒液で消毒することが大切です。症状が出た場合は、速やかに医療機関に相談してください。毒に用心することは、イモリの毒は人間にも危険な場合があるということを覚えておきましょう。

触りすぎない~イモリの体温調節とストレスを考えるために~

イモリが毒を持っているとは関係なく、触りすぎるのは避けましょう。イモリは変温動物のため、人間の体温に影響されてしまいます。飼育適温が20~27℃のイモリにとって、人間の手は非常に熱いものだと考えてください。触りすぎると、イモリの体温調節が乱れてしまいます。触りすぎないことは、イモリの体温調節とストレスを考えるために覚えておきましょう。

また、イモリは人間に慣れることはありません。イモリにとって、人間の手は危険なものです。触りすぎると、イモリはストレスを感じてしまいます。ストレスは、イモリの食欲や繁殖、免疫力に悪影響を及ぼします。触りすぎないことは、イモリの体温調節とストレスを考えるために覚えておきましょう。

イモリがかかりやすい病気を知っておく~予防と早期発見が命を救う~

水替えをしていなかったり、餌を与えすぎていたりと、生活環境が適切でないとイモリが病気になってしまいます。よく見られる病気は次の通りです。

病気 症状 原因
消化不良 ・食欲不全 ・便秘 ・餌の質や量が不適切 ・温度変化が激しい
・体内にガスが溜まる
脱皮不全 ・脱皮の皮が体表に残る ・皮が腐敗し皮膚呼吸が妨げられる ・ストレス ・流木や岩などザラザラしたものがない
カエルツボカビ病 ・食欲低下 ・皮膚呼吸がしにくくなる ・両生類の皮膚だけに寄生するカビによる感染症
水カビ病 ・体表に白い綿毛のようなものが生える ・水質悪化による感染症
モルチベスト ・体表に白い斑点がスポット状に発生する ・水質悪化による感染症
風船病 ・体内に水が溜まり、体が腫れあがる ・明確な原因はなく、予防するのみ

イモリがかかりやすい病気を知っておくことは、予防と早期発見が命を救うということを覚えておきましょう。イモリを診てくれる動物病院は限られるため、予防が第一です。日頃からフンの質や食べ残しの量を見るなど、体調チェックを怠らないようにしましょう。特にモルチベストにかかると決定的な治療法はないといわれています。

イモリが病気になった場合は、病気の種類に応じて適切な処置を行うことが大切です。消化不良の場合は、餌を減らしたり、消化を助ける餌を与えたりします。脱皮不全の場合は、脱皮の皮を取り除いたり、ザラザラしたものを水槽に入れたりします。カエルツボカビ病や水カビ病の場合は、水質を改善したり、抗菌剤を使ったりします。モルチベストの場合は、水質を改善したり、塩浴をしたりします。風船病の場合は、水温を下げたり、水圧を下げたりします。イモリがかかりやすい病気を知っておくことは、予防と早期発見が命を救うということを覚えておきましょう。

イモリの飼育に関するよくある質問~雌雄の見分け方、赤ちゃんの世話、性フェロモンの秘密~

イモリは水と陸の両方で暮らせる不思議な生き物です。その名の通り、赤い斑点が特徴的なイモリで、日本では北海道から九州まで広く分布しています。水槽で飼うと、水中で泳いだり、陸地に上がって休んだり、水草に卵を産んだりと、さまざまな姿を見せてくれます。イモリの飼育に関するよくある質問にQ&A形式でお答えしますので、ぜひ挑戦してみてください。

Q.アカハライモリの雌雄の見分け方は?

A.イモリの雌雄は、体格や尻尾の形を見れば判別できますが、確かにアカハライモリは見分けづらいといえます。ただ、やはり次の点を注意深く観察するほかないでしょう。

  • 大きさ:オスよりメスのほうが若干大きいです。
  • 頭:メスよりオスのほうが若干大きいです。
  • 尻尾:オスはメスよりも太く膨らんでおり、剣先のような形をしています。また、繁殖期になると淡い青色に変色するが、メスの色は変わりません。

総排泄口の膨らみからも判断でき、アダルトだと体の上から見ても確認できるほどです。

上記はあくまで成熟期の見分け方であり、幼体の判別となると難易度が上がります。繁殖を目的に2匹飼ってみたら両方ともオスだった……というケースもあり得るため、ペットショップで購入する場合は必ず店員に相談することをおすすめします。

Q.繁殖させたいのですが、赤ちゃんイモリの世話はどうすればいいですか?

A.どのような生き物でもそうですが、幼体の抵抗力は未熟です。水質の悪化や餌不足などで死んでしまうため、生活環境は特に気遣ってあげましょう。具体的には、次のような点です。

  • 孵化したばかりの幼体には餌をあげなくてよい(1週間程度が目安)です。
  • 餌はブラインシュリンプやミジンコを目の前に置いてあげると食べやすいです。
  • エアレーションは入れない(水流で体力を奪われる恐れあり)方がいいです。
  • 共食い防止のため、タッパーなどで小分けにして飼育すると安心です。
  • 水深は浅くすると息継ぎしやすいです。
  • 水換えは毎日、少量ずつ行うと水質が安定します。
  • 孵化後2~3か月で陸地に上がるため、レイアウトを作っておくと移動しやすいです。

繁殖過程における余談ですが、オスがメスを交尾に誘うときに出す性フェロモンは「ソデフリン」といい、万葉集にも載っている額田王の和歌「あかねさす 紫野ゆき 標野ゆき 野守は見ずや 君が袖ふる」にちなんで付けられました。昔は「惚れ薬として効果がある」と考えられていた時代もあり、イモリの黒焼きを媚薬の材料に使ったという説もあります。イモリの繁殖は、性フェロモンの秘密にも触れてみると面白いかもしれません。

まとめ:イモリを飼育するメリットはいっぱい!

イモリの体表や体色は美しく、つぶらな瞳もかわいいと人気です。観賞魚を眺めるように、見ているだけで癒やしを与えてくれるでしょう。

かなりの長寿である点もペット向きといえます。あの小さな体で四半世紀も生きるうえ、繁殖させれば一生のペットにもなり得る存在です。飼育スペースを取らず、騒音やにおいも出ないため、飼育のしやすさは両生類のなかでもトップクラスかもしれません。

以上から、イモリは初心者の方にもおすすめできるペットですが、自然下の個体を採集する際は市町村の条例にご注意ください。アカハライモリやシリケンイモリはお手頃な価格で入手可能なため、まずはペットショップを覗いてみてはいかがでしょうか。